財務・人事日本ゼオンは26日、シンガポールと米国に拠点を持つイーサー・フューエルに対し、CVCを運営する子会社ゼオン・ベンチャーズ(米国)を通じて投資を行ったと発表した。イーサーはコスト優位性の高い持続可能な液体燃料の製造技術を開発しており、同社は持続可能な航空燃料(SAF)分野での事業機会を模索する。
イーサーが開発する「Aether Aurora」は、廃棄炭素原料を利用してジェット燃料や液体炭化水素を高収率で生産する技術であり、設備投資や運用コストの抑制に加え、柔軟な原料利用が可能という特長を持つ。特に航空業界や海運業界向けの燃料供給の安定化に寄与することが期待されている。フィッシャー・トロプシュ法を用いたこの技術は、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、水素(H2)、メタン(CH4)などを原料として、ナフサ、ジェット燃料、ディーゼルなどを製造できる。
日本ゼオンは、中期経営計画「STAGE30」において2030年度までに新規事業売上高を600億円増加させる目標を掲げており、医療・ライフサイエンス、CASE・MaaS、情報通信(5G/6G)、省エネルギーの4分野に注力している。
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