財務・人事日本ゼオンは26日、台湾のSino Applied Technology(SiAT)による2000万米ドルの資金調達ラウンドを主導し、出資すると発表した。対象は単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を用いた次世代リチウムイオン電池(LIB)向け導電ペーストの量産体制の拡充で、SiATは2030年までに年間2万5000トンの生産能力確保を目指す。
リチウムイオン電池の需要は、電気自動車やドローン、再生可能エネルギー設備などの拡大により急増している。日本ゼオンは、自社製のSWCNT「ZEONANO」を国内で生産し、SiATに供給。SiATは、同製品を用いた導電ペーストを開発し、国内外の電池メーカーに提供している。
日本ゼオンはSWCNTの国内生産を拡大し、SiATのメインサプライヤーとして事業強化を進めることで、次世代型の高容量・高出力リチウムイオン電池の需要拡大に対応する。
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