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Daigasエナジー、冷凍機を停止せずに自動DR成功

2025年2月28日 (金)

調査・データDaigasグループは2月28日、同社グループのDaigasエナジー(大阪市中央区)が、前川製作所(東京都江東区)と共同で、冷凍機を完全停止せずに自動でデマンドレスポンス(DR)制御を行う実証に成功したと発表した。冷凍冷蔵倉庫の温度管理を維持しながら電力需要調整を可能にする技術で、2024年度中に提案を開始する。

今回の実証は、前川製作所の自然冷媒冷凍機「NewTon」と、同社グループの遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain」を連携させ、東洋水産の舞洲冷蔵庫および神戸物流センター内で2024年7月と11月に実施された。一般送配電事業者からのDR要請を受けた想定で、遠隔操作による制御指令を発信し、冷凍機の稼働を維持しながら自動でDR対応できることを確認した。

近年、再生可能エネルギーの普及に伴い、需給バランスを調整するためのDRの重要性が増している。しかし、冷凍機の電源を完全に停止する従来の方法では、温度管理の課題があり導入が進んでいなかった。今回の技術により、冷凍冷蔵倉庫の操業とDRの両立が可能となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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