
▲受験前の緊張した研修生の様子(出所:NAVIS)
ロジスティクスインドの人材育成開発を手がけるNAVIS(東京都渋谷区)は18日、同社ベンガルール研修センターで訓練したインド人トラックドライバー16名全員が自動車運送業特定技能1号評価試験に合格したと発表した。インド人ドライバーによる同試験の全員合格は世界初の快挙となる。
同社は2024年7月から日本の物流業界向けにトラックドライバー採用を促進するため、インドで日本語研修を開始。今回合格した研修生はN4レベルの日本語力を身につけた20代の若手で、オディシャ州のトラックドライバー教習所から厳選された人材だ。インドは日本と同じ右ハンドル車が主流で、アルコールを控える文化も安全運転に寄与すると期待される。
NAVISはインドにおける日本語研修のパイオニアとして23年以上の実績を持ち、インド8州と覚書を締結して優秀な人材を選抜している。同社は介護分野では既にインドからの人材送り出しで9割のシェアを獲得。24年4月には航空グランドハンドリング人材の送り出しも実現した。
深刻化する物流業界の人手不足に対し、インド人ドライバーは高い適応能力と言語スキルで貢献できると期待されている。日印両国は24年8月に5年で5万人の人材交流目標を設定しており、同社の取り組みはこの目標達成にも寄与する見通しだ。
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