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マースク、ケニア港と海事訓練プログラム

2025年3月3日 (月)

(出所:A.P.モラー・マースク)

環境・CSRA.P.モラー・マースク(マースク、デンマーク)は2月27日、ケニア港湾庁と共同で海事訓練プログラムを開始すると発表した。同プログラムはケニアの海運業界の発展を支援し、同国のブルーエコノミーを推進することを目的としている。モンバサで開催された発表会には、モンバサ郡知事のアブドゥルスワマド・シャリフ・ナシル氏や、在ナイロビデンマーク大使館、バンダリ海事アカデミー、東アフリカ荷主協議会、ケニア船舶代理店協会の代表者らが出席した。

このプログラムでは、ケニア人の海事訓練生10人を対象に、マースクの船舶で12か月の海上実習を提供する。特に、実務経験の不足が課題とされてきたケニアの海事業界において、卒業生が実際の船上で必要な技術を習得できる貴重な機会となる。同社のオリバー・バンティング最高財務責任者兼ケニア事業代理マネージングディレクターは「このプログラムは単なる訓練にとどまらず、ケニアの海運業界の未来を形作る取り組みである」と述べた。さらに、参加者10人のうち6人が女性であることから、多様性、公平性、包括性の促進にも貢献する。

訓練生は、マースクのグローバル艦隊チームによる厳格な選考を経て選出され、国際基準に準拠した研修を受ける予定だ。プログラム修了後は、マースクの船員としての雇用機会を得る可能性があるほか、ケニアの海運業界全体にも波及効果が期待される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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