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スピカコンサルがM&A仲介の成功報酬免除プラン

2025年3月5日 (水)

サービス・商品M&A仲介を手掛けるスピカコンサルティング(東京都港区)は4日、M&Aへの支援内容に満足できなかった場合、成功報酬の支払いを免除するM&A仲介業界初(同社調べ)のサービスを開始したと発表した。売り手側企業が対象で、M&A仲介に不安を抱く経営者が安心して利用できるようにする。

矢野経済研究所によると、社長の年齢が60歳以上の企業が中心となる事業承継型M&Aの潜在需要は2035年に9万5234社となり、ピークを迎えるといわれている。こうした中、M&A支援機関登録数は2873件と急増しているが、仲介の質の低下を危惧する声もある。実際にM&A支援実績数や面談数を偽造して活動する業者や、M&Aをした後の両社の成長や発展を度外視し、単にM&Aの成約だけを目的とする業者も増えている。昨年には、M&Aで30社以上を買収した企業が、相手企業から資金を勝手に引き出し、経営陣が失踪するというトラブルも発覚した。

こうしたことから、「M&Aに対して良いイメージを持っていない」とM&Aに踏み切れない経営者も増えている。

このため同社は、経営者らの不安や疑念を払しょくするため、万が一、M&A仲介の支援に満足できなかった場合、成功報酬の支払いを免除するプランを始めることにした。

同プランの対象は譲渡(売り手側)企業で、仲介契約締結時に200万円(返金の対象外)を支払う。もし、対応に不満があった場合、業務改善を目的としたインタビュー(1時間程度、2回、対面)に応じるなどの条件で、成功報酬を全額免除する。申込受付期間は26年3月31日までとなっている。

同社は「経営者が企業の成長を加速させる手段として選択したM&Aが、個人や企業の枠を超え、社会全体に対して良い影響を与えられるよう、今後もさまざまな取り組みを進めていく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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