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サンワカンパニー、マザーズ上場、小口物流機能確立

2013年9月13日 (金)

話題建築資材のインターネット通販事業を手掛けるサンワカンパニーは13日、東証マザーズ市場に株式を上場した。

同社は1979年に設立、大阪市中央区北浜に本社を構え、国内3都市にショールームを開設して建材を中心とした4400点のネット通販を拡大。住宅着工数が伸び悩む中、ネット売り上げは堅調に拡大し、2012年9月期には45億円を超えた。

国内外の175社から商品を仕入れ、神戸、東大阪、横浜の営業倉庫で保管し、設計事務所、工務店、施主など国内2万4000社の顧客に対して商品を配送。複数の商社が介在する従来型モデルから脱却し、建設主が自ら同社サイトを利用して材料調達を行い、施工業者に施工のみを依頼する「施主支給」を進めるのが同社のビジネスモデルとなっている。

特に受発注、物流、アフターサービス領域に注力し、受発注業務は完全な定型化を実現、アルバイト対応を可能にしてコストダウンにつなげ、顧客はウェブ上で注文の処理状況を確認できるようにしている。

物流領域では、ガラスブロック1個からの小口物流機能を確立、アフターサービスも一般的に1年となっている水回り保証を3年に延長して顧客の支持につなげている。