
▲出荷時の冷凍寿司(出所:デイブレイク)
ロジスティクスデイブレイク(東京都品川区)は6日、日本からアメリカへの冷凍寿司の海上輸送に成功したと発表した。独自に開発した保冷・断熱資材を活用し、3か月間のコールドチェーンを維持した。
同社は2024年11月、アメリカ・ニューヨークとロサンゼルスで開催された「2024 JAPANESE FOOD EXPO」に出展し、冷凍寿司3000個を提供。現地の飲食店や小売店から高評価を得たことを受け、アメリカ市場への本格展開を目指していた。輸送には1-2か月を要し、海上輸送中はマイナス25度で保管されるが、港や倉庫での陸上輸送時には外気に触れる機会が多く、温度管理が課題となっていた。そこで同社は、保冷性能の高い段ボールや断熱資材の組み合わせを研究し、最適な輸送環境を構築した。
検証の結果、最も効果的な組み合わせを用いた保冷環境では、段ボール外側の温度が最高17度に達しても、内部の温度は最高マイナス3.75度を維持。さらに、総計測回数4864回のうち、マイナス10度以上を記録した回数は4回(0.08%)にとどまった。この技術により、アメリカ到着後も品質を保持した冷凍寿司の提供が可能であることが実証された。
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