調査・データクラウド録画サービスのセーフィーは7日、テクノ・システム・リサーチが実施した「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」において、クラウド録画サービスのカメラシェア55.3%を獲得し、2017年から8年連続でシェアNo.1を維持していると発表した 。
24年の国内クラウドモニタリング・録画サービス市場は、カメラ登録台数が52万8150台に達し、前年から22%増加した。2017年の8万5025台と比較すると、621%の増加となり、市場は順調に拡大している。
市場全体では、クラウド録画の認知度が定着し、新規メーカーの参入や、ゲートウェイを利用した既設カメラのクラウド対応化、エッジ録画(SDカード録画)を併用したハイブリッドクラウドなど、システム構築の多様化が進んでいる。これにより、利用シーンが広がり、需要も増加している。
従来、クラウド録画サービスはネットワーク帯域の制約から、1拠点あたりの利用台数が限られていた。しかし、上述のシステム構築の多様化により、1拠点での多台数利用が可能となり、複数拠点の集中・統合管理がクラウド上で実現できるようになった。これにより、エンタープライズ市場での利用増加が期待される。
今後、労働力人口の減少などの社会課題に対し、映像データの活用がさらに推進されると考えられる。同社は、クラウドカメラを活用し、人の視覚や聴覚、記憶、そしてAIとの組み合わせによる思考機能までを代替できると考えており、さまざまな業界の課題と向き合い、必要なソリューションを模索し、映像データを活用したソリューション開発を加速させるとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com