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商船三井、蘭タンクターミナル大手LBCを買収

2025年3月10日 (月)

M&A商船三井は10日、化学品などのタンクターミナルを運営するオランダのLBCタンクターミナルグループホールディングを17億1500万ドル(2605億円)で買収すると発表した。7日に譲渡契約を締結しており、ことし6月に全株式を取得する予定となっている。

LBCは、化学産業の集積地である欧州のアントワープとロッテルダム、アメリカ湾岸地域のヒューストン、フリーポート、バトンルージュで7ターミナルを運営。化学品を扱うタンクターミナル業者として、世界大手の1社となっている。

買収資金は主に主要取引銀行からの借入金で調達し、公募増資などは予定していない。

同社グループは、ケミカルロジスティクス事業を今後成長が見込める事業領域として位置付けており、陸上貯蔵をビジネス領域に加えることで、さらなる事業展開を目指す。既にケミカルタンカー事業で、2019年にデンマークのノルディックタンカーズを買収したほか、昨年にはシンガポールの24年にはフェアフィールド・ケミカル・キャリアーズを買収するなどして、世界最大級の船隊を保有している。

同社は、買収によってタンクターミナルでの陸上保管機能を手にすることで「海上輸送からタンクコンテナを利用した小口輸送までラインアップを拡大し、顧客の多様な輸送ニーズに柔軟に応えられるケミカルトータルロジスティクスサービス体制を構築する」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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