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TSR、2月物価高倒産は65件、小・零細で増加見込み

2025年3月11日 (火)

調査・データ東京商工リサーチ(TSR)は10日、2025年2月の原材料などの価格上昇に伴う「物価高」倒産は65件(前年同月比8.3%増)だったと発表した。

「物価高」倒産は2か月連続で60件台と高止まりした。資本金別で1千万円未満が35件(前年同月比6%増)で、小・零細企業が半数以上(構成比53.8%)を占めた。業種別では、塗装工事と内装工事などの職別工事業7件(前年同月3件)、総合工事業6件(同2件)を含む建設業が15件(同150%増)と2.5倍に急増した。

(クリックで拡大、出所:東京商工リサーチ)

同社の分析によると過剰債務を抱えコスト上昇を吸収できる収益力を備えていない企業に、物価高が直撃している実態を示している。特に建設業の急増に関しては資材価格の上昇と下請け企業の受注価格の見直しが難しいことを浮き彫りにしているとし、今後も小・零細企業を中心に「物価高」倒産は高水準での推移が見込まれるとした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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