国際商用車メーカーのマン・トラック&バス(ドイツ)は10日、2024年の業績を発表した。売上高は137億ユーロで前年同期比7%減、販売台数は9万6037台で同17%減となった。トラック販売は24%減の6万3655台、バス販売は17%減の4710台だった。一方、小型商用車「MAN TGE」の販売は2万7672台で4%増加した。
同社の調整後営業利益は985億ユーロで、前年より90億ユーロ減少したが、調整後営業利益率は7.2%と前年の7.3%とほぼ同水準を維持した。アレクサンダー・ブラスカンプCEO(最高経営責任者)は「欧州のトラック市場が低迷するなかでも、堅実な成果を上げた。バンとサービス事業、国際市場の開拓、エンジン事業、防衛分野の需要が寄与した」と述べた。また、ドイツ国内のトラック需要がわずかに回復しつつあることから、国内拠点での短時間勤務を終了する準備を進めているとした。
同社は電動化への移行を加速しており、25年にはミュンヘン工場でeTruckの量産を開始し、ニュルンベルク工場ではバッテリーの量産を開始する。ザルツギッターのグローバル物流センターは、電動モビリティ用部品の拡張を春に完了予定。また、欧州での充電インフラ整備を進めており、25年末までに1000か所の充電ポイントを設置する計画を発表した。
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