ロジスティクス国土交通省は11日、北海道広尾町が管理する十勝港を「産直港湾」として認定したと発表した。これは、2030年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円とする政府目標の達成に向けた取り組みの一環である。
十勝港は、日本有数の食糧基地「十勝」を背後に持ち、取扱貨物量の7割が農業関連品という特長を持つ。今回の認定により、コールドチェーン確保のためのリーファーコンテナ電源供給設備などの整備が支援される。
広尾町が策定した「農林水産物・食品輸出促進計画」では、長いも、魚油、牛肉、豚肉などを主な対象品目とし、北米、台湾、香港、インドなどをターゲット市場としている。昨年5月には内航フィーダーコンテナ航路が開設され、京浜港経由での農林水産品輸出が始まっている。
この認定を受け、3月18日に北海道開発局で認定書授与式が行われる。国土交通省は、これまでも北海道の6港湾や清水港、八代港などで同様の支援を実施しており、今後も輸出促進セミナーなどを通じて、港湾を活用した農林水産物・食品の輸出を促進していく方針だ。
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