調査・データ米市場調査会社のIMARCグループは11日、日本の輸送用コンテナの市場規模は2024年に6億9210万ドルに達し、33年には11億6300万ドルにまで拡大するとのレポートを公表した。この間の年平均成長率は5.3%となる。
レポートによると、国際貿易の拡大や環境規制によって効率的で持続可能な物流に対する需要が高まっていることが、輸送用コンテナの市場拡大の牽引力となっている。さらに、コンテナを追跡、監視するスマートコンテナ技術も成長を後押ししている。
さらに、日本では、高度な製造技術によってコンテナの軽量性、耐久性、コストパフォーマンスが確保され、市場の範囲も大幅に拡大している。自動車や化学品など、特定の業界のニーズに合わせてカスタマイズされたコンテナへの需要も高い
市場の範囲も、仮設住宅や仮設店舗などに使われるモジュールコンテナなど運搬以外にも拡大。港湾では自動コンテナハンドリングシステムを備えたスマートポートへの投資が増加しており、さらなる市場のけん引が期待できる。
同社は日本市場について「戦略的な立地条件から、地域の海運ハブとして人気が高まっており、世界の海運コンテナ市場での地位を強化している」としている。
レポートでは、こうした現状のほか、新型コロナ禍の市場への影響や主な技術開発、詳しい将来の市場予測などについても詳しく分析している。
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