拠点・施設JDロジスティクス(中国)は13日、ポーランドに3番目となる新倉庫を開設したと発表した。この新施設は、同社の欧州における長期戦略の重要な柱となる。
新倉庫は、消費者向け電子機器、家庭用品、家電などの多様な商品カテゴリーを扱う。JDロジスティクス独自の倉庫管理システムを活用することで、業界最高水準となる99.5%の在庫精度を実現。最短24時間での配送を可能にしている。
また、この施設はJD.comのオムニチャネル小売ブランド「ochama」のポーランドでの事業展開を支援する重要な役割を果たす。先進的なグッズ・トゥ・パーソンシステムを採用し、ピッキング効率を従来の方法と比べて50%向上させている。
JDロジスティクスの幹部は「ポーランドの3つの倉庫のシナジーを活用し、クロスボーダーのサプライチェーンソリューションを強化する」と述べ、グローバル市場での企業支援に注力する姿勢を示した。
さらに、同社の持続可能性への取り組みの一環として、新倉庫は屋上に太陽光発電システムを設置。電動フォークリフトを導入するなど、炭素排出量の削減にも努めている。
JDロジスティクスは現在、100以上の海外倉庫、保税倉庫、直送施設を世界中に展開。今回のポーランドでの拡張は、同社のグローバルな物流ネットワークをさらに強化するものとなる。
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