調査・データDXのコンサルティングなどを手掛けるシグマクシス(東京都港区)は17日、ホワイトペーパー「経営視点で指揮する『物流変革』フィジカルインターネット到来で成長する企業、生まれるビジネス」を一般公開したと発表した。インターネットのデータ通信の仕組みを物流に応用し、ネットワーク全体の効率性を最大化する「フィジカルインターネット」構想の推進を訴えている。
同社によると、フィジカルインターネットでは、インターネットのデータ通信の仕組みを応用し、物資や車両、倉庫の情報を標準化して物流の需要と供給を調整する。これが実現すると、企業や組織を越えた物流ネットワーク全体の情報をリアルタイムで把握・活用できるようになり、より柔軟で最適な物流を実現する仕組みを構築が可能になる。ホワイトペーパーでは、フィジカルインターネット時代に向けた物流業界の構造変化について説明し、荷主企業や物流企業、新規参入企業などプレイヤーに行動変容を促している。
同社はこれまで、フィジカルインターネットの実現に向け、企業間での物流業務・システムの共同化や倉庫の自動化支援、中長期計画の策定支援などを行ってきた。2019年には日本初のフィジカルインターネットの実現を目指すコミュニティ「エコオケの会(エコシステムのオーケストレーターになりたい人の会)」を立ち上げ、多様な業界の経営層から学生まで200人を募り、新時代の物流をテーマにした議論や情報交換を定期的に行っている。こうした活動の中で蓄積した知見を整理し、今回、ホワイトペーパーとしてまとめた。
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