拠点・施設商船三井グループのダイビル(大阪市北区)は21日、東急不動産、大阪ガス都市開発(大阪市中央区)と共同で、千葉県柏市で賃貸用の冷凍冷蔵倉庫を開発すると発表した。
開発は、関係3社による特定目的会社への出資を通じて行う。開発地は常磐自動車道・柏インターチェンジ(IC)から1.3キロ。国道16号との結節点に近く、関東各方面への配送拠点として利便性が高い立地だ。物流施設の集積が進むエリアでもある。
同倉庫では、環境に配慮した自然冷媒を採用。さらに、プラス5度からマイナス25度の範囲で温度設定が可能なチルド・フローズン対応の設備を導入する。幅広いテナントニーズに対応できる点が強み。現時点では、複数のテナント企業が入居するマルチテナント型を想定しているという。
今回の開発は、ダイビルグループの中長期経営計画「BUILD NEXT.」で重点戦略に位置付けるアセットタイプ拡充の一環。コールドチェーンの要となる物流不動産への投資は、親会社である商船三井のグループビジョンとも合致する。計画によると、着工は26年冬、完成は27年夏を見込む。ダイビルは、今後も優良物件の取得に積極的に取り組む方針だ。
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