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今治市、災害時電源確保で船舶バッテリー活用

2025年3月21日 (金)

環境・CSR愛媛県今治市は19日、和幸船舶(神戸市西区)、SIM-SHIP(東京都港区)、内航ミライ研究会(愛媛県今治市)の3社と「船舶に搭載したコンテナ型バッテリーの貸付等に関する災害協定」を締結したと発表した。

▲今治市役所で行われた協定締結式(出所:今治市)

この協定では、地震や風水害による停電時に、和幸船舶が所有する内航船「SIM-SHIP1mk2『ちゅらさん』」に搭載されたコンテナ型バッテリーを、今治市が借り受けて避難所などに活用する。バッテリーはSIM-SHIPが開発・製造したもので、今治港などに着岸後、着脱可能な状態でトラックに積載し、迅速に現地へ輸送可能となっている。バッテリー1台で、携帯電話1万台分の充電に対応する容量を有し、非常用電源として期待されている。

また、災害時に陸上交通が遮断された際には、今治市の要請に応じて支援物資の海上輸送も実施される。物流面では、港湾とトラック輸送の連携によって、孤立地域への支援体制を確保する仕組みであり、海上輸送とコンテナ型電源を組み合わせた新たな防災モデルとして注目される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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