M&A両備ホールディングス傘下の両備システムズ(岡山市南区)は3日、滞納整理システムを開発・販売しているシンク(福岡県田川市)の株式80%を取得したと発表した。
滞納整理システムは、自治体の税金や料金の回収率向上のため、滞納者の滞納状況、交渉経過、課税明細などを記録し、滞納者に分割納付を勧めたり、回収状況を把握して分納履行、差し押さえ・公売処理の管理を行ったりするもの。
両備システムズは、全国700団体に健康管理、福祉、内部、基幹などのシステムを納入しており、県、市町村向けの滞納整理システムを中心とした商品開発で業界トップの250団体を顧客に持つシンクとの親和性が高いと判断した。
具体的には、両備システムズが進めるDC(データセンター)事業とシンクの商品群を連携させることで事業シナジーの創出を図り、収益の向上につなげる。