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AZAPA、バッテリー交換EVと設備の実証進む

2025年3月28日 (金)

調査・データAZAPA(名古屋市中区)は28日、豊田通商と共同で、バッテリー交換式コンバージョンEVと関連設備の開発を完了し、環境省委託の脱炭素物流実証事業を実施したと発表した。対象車両は既存の軽トラックおよび軽バンで、小型バッテリーやエネルギーマネジメントシステムを搭載し、物流業界の脱炭素化に寄与する。

実証では、2社の物流事業者の協力の下、自動車部品の配送、農作物の集荷、移動販売といった日常的な物流シーンにおいて、開発されたバッテリー交換式EVと交換ステーションを使用。車両の安全性や作業効率、メンテナンス性、コスト、CO2削減効果のデータを収集・分析し、実用性と課題の洗い出しを行った。バッテリーは19.8キロで6本1セット、交換作業の負担軽減にも配慮されている。

バッテリー交換ステーションは自動販売機と同等サイズで、常時3セットの充電に対応。充放電の制御はクラウドで管理され、今後はAIによる最適な運用も想定する。将来的には再生可能エネルギーの有効活用や災害時の電源供給、V2Hへの応用も視野に入れており、同社は地域貢献型の脱炭素物流モデルの社会実装を進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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