
▲CBRE IM-LOGI’Q新子安(仮称) 外観パース(出所:東急不動産)
拠点・施設東急不動産は28日、CBREインベストメントマネジメント・ジャパン(CBRE IM、東京都千代田区)と共同開発する3温度帯マルチテナント型物流施設「CBRE IM-LOGI’Q新子安」(仮称、横浜市神奈川区)を着工した、と発表した。新施設は27年1月の完成を予定しており、畜産物の輸出入検査(動物検疫)や植物検疫が可能なエリア内に建設するもので、食品の輸出入業務に対応する物流拠点としての利用ニーズをを見込む。
同施設は敷地⾯積3万8733平方メートル、延床面積9万7007平方メートルの地上5階建て。1階から3階部分に冷凍・冷蔵倉庫スペース、4、5階部分にドライ(常温)倉庫スペースを用意する。冷凍・冷蔵倉庫、ドライ倉庫ともに梁下有効高は5.5メートル(一部エリアを除く)、床荷重は1平方メートルあたり1.5トンを確保する。シングルランプウェイ式の車路を採用し、各階にトラックバースを備える。最大で10テナントが入居できる。自然冷媒方式の冷却設備を導入し、環境負荷低減を図るほか、屋上に太陽光発電設備を設置する。「CASBEE A」認証を取得する予定。
首都高速の神奈川1号横羽線・子安インターチェンジ(IC)から1.1キロに位置し、国道1号(第二京浜)と国道15号(第一京浜)に近接する。横浜港や羽田空港といった物流インフラへのアクセスが容易で、都心部への配送のみならず、中広域配送もカバーできる。JRや京浜急行電鉄・新子安駅から徒歩圏内に立地し、雇用面でも優位性がある。
動物・植物検疫に対応できるエリア内の物流施設であるため、国の指定を受ければ、ほかの指定検査場所を経ずに直接消費地に輸配送することが可能。近年消費量が拡大している冷凍食品などの輸出入拠点に適している。
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