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横浜ゴム、インドネシア・バタム島に新工場

2013年10月8日 (火)

拠点・施設横浜ゴムは7日、インドネシア・バタム島に空気式防舷材、マリンホースを製造する新工場を建設すると発表した。30億円を投資し、材料混合、成型、加硫までを行う工場を建設し、2015年6月から生産を開始する。

同社は現在、国内でのみ海洋商品の生産を行っているが、新工場が完成することで2工場体制を整え、生産規模が1.5倍に拡大する。

主に原油などの海上輸送に使用される海洋商品は、世界的な石油需要の増加に伴い順調に需要を伸ばしており、同社のシェアは空気式防舷材が世界トップ、マリンホースは2位となっている。

新工場の建設によって市場シェアの拡大を目指す考えで、シンガポールに近く、国際物流の適したバタム島に拠点を設けることで物流面の利便性を高める。

工場は同島東部のカビル工業団地に建設し、今年度中に製造会社として「横浜工業品製造インドネシア」を設立。5万m2の土地使用権を取得し、将来的には隣接する土地区画への拡張も計画している。

同社は2017年度をメドに、工業品に航空部品とスポーツを加えたMB事業全体の海外売上高比率を現在の33%から50%に引き上げる方針で、今回の海洋商品工場建設もその一環として行うもの。