M&A丸紅は1日、住友ファーマのアジア地域における医薬品販売事業を新設会社に承継し、その株式60%を450億円で取得すると発表した。同社はこの新会社を「丸紅ファーマシューティカルズ株式会社(仮称)」とし、医薬品戦略プラットフォームとして位置づける。
新会社が担うのは中国、台湾、香港、東南アジア各国で展開される事業で、住友ファーマがこれまで構築してきた供給体制と販売網を引き継ぐ。対象となる製品は、医療用医薬品が中心で、今後は医薬品へのアクセス改善と供給の安定化を図る。同地域は高齢化や経済成長に伴い市場拡大が見込まれており、物流効率の向上が医療アクセスの鍵を握る。
同社は、中国、中東、アフリカを中心に10万品目以上の医薬品を扱っており、今回の新会社取得を通じて取り扱い地域と製品を拡充する。これにより、2029年度には医薬品関連事業全体で売上1000億円超を見込む。
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