ロジスティクス日本郵政は3日、熊本県南小国町と小国町の郵便局で、ワークシェアリング事業「しごとコンビニ」の登録業務などを受託する実証事業を開始すると発表した。社会課題に取り組む企業や地方自治体に日本郵政グループの社員を派遣して共同で新規事業開発に取り組む「ローカル共創イニシアティブ」の一環として発案された。
日本郵政は昨年4月からローカル共創イニシアティブで南小国町に社員を派遣し、新規事業の開発に取り組んでいる。
今回、郵便局が業務を受託する「しごとコンビニ」は、地域の人材コンサルティングを手掛ける「はたらこらぼ」(岡山市北区)と、市町村事業を支援する一般社団法人つながる地域づくり研究所(同)が共同で始めた業務委託型短時間ワークシェアリング事業。事業所や地域住民、行政などから仕事の依頼を受け、「しごとコンビニ」の登録メンバーへつなぐことで、登録者は自分の得意な仕事を、短時間のものから定期的なものまで自分のライフスタイルに合わせて受けられるようになる。
実証事業では今月21日から、南小国町と小国町にある4つの郵便局が、登録希望者への説明や本人確認、契約などの業務を請け負う。受託業務の費用については、国から交付される地方経済・生活環境創生交付金を財源とする。実証期間は9月30日まで。
日本郵政では「地域の顔であり気軽に立ち寄れる郵便局が、地域の新たな雇用創出の場になることで、地域の人材不足に関わる問題の隙間を埋める形で地域に貢献していきたい」としている。
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