サービス・商品日本ドローンビジネスサポート協会(岡山市北区)は8日、大型ドローンを活用した物資輸送サービス「ドローン空輸」を、1日から正式に開始したと発表した。全国を対象に、最大35キロまでの物資を輸送する。

(出所:日本ドローンビジネスサポート協会)
サービスで使用するのは、DJI社製の大型商用ドローン「FlyCart(フライカート)30」。輸送距離や梱包方法については、個別の相談に応じる。ガソリンや塗料などの危険物輸送も可能だが、事前の申請が必要。
同サービスは、都市部の混雑地域から山間部、離島まで、日本全国での物資輸送に対応。道路状況に左右されない空路での配送により、アクセス困難な場所への輸送効率化を図る。また、高所作業や危険箇所での作業をドローンで代替することで、作業員の安全性向上にも貢献する。電動ドローンを使用するため、環境負荷低減にもつながるという。
協会は、2024年にDJI FlyCart 30を導入後、各地で輸送業務を実施し、ノウハウを蓄積。今回、全国向け公開サービスとして正式にリリースした。鉄塔や灯台の補修部材運搬、農作物運搬、風力発電施設の点検・部材運搬、アクセス困難地への資材輸送などを想定している。料金体系は、基本料金が20万円(税別)。これに交通費が加わるほか、距離、重量、危険物輸送に応じた加算がある。
協会は今後、サービスの拡大に合わせて機材の追加導入を進め、対応可能なドローンパイロットの育成にも注力。顧客ニーズに合わせたサービス提供に向け、体制を強化していく方針だ。
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