
▲AI画像検査機による製造ラベル貼付検査の様子(出所:三井倉庫ホールディングス)
サービス・商品三井倉庫ホールディングスは8日、化粧品の製造ラベル貼付作業の効率化と品質向上のため、同社グループが運営する物流センターにAI(人工知能)画像検査機を導入したと発表した。
化粧品の製造工程の中の製品ラベルチェック作業は、スキルや経験による判定のばらつきや、集中力低下などで生じる人的ミスが課題となっている。このため、化粧品製造業務を受託している同社は、化粧品本体と商品ケースの2か所に貼付したラベルのチェックにAI画像検査機を導入した。
AI画像検査機は、カメラで撮影した画像データをもとに、対象物の位置や角度、形状、寸法、数量などの情報をAI技術で解析。事前に登録したデータと照合して、製造ラベルが標準作業手順書通りに正しく貼付されているかを確認する。また、検査結果と撮影した画像を保存することで、貼付漏れや不良品の原因の調査も容易になる。
同社はAI画像検査機を複数台併用し、形状が異なる複数タイプの製品にも対応できるようにした。
また、これまでの作業では、1人の作業員が製品をケースから取り出し、異常がないかをチェックした後、ラベルを貼って元に戻すなど、1人が1工程を完了する方式だったが、検査の簡略化などで製造、検査ともライン方式で複数の作業員が分担して作業できるようになった。
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