財務・人事エスマット(東京都品川区)は10日、IoT在庫管理システム「SmartMat Cloud」(スマートマットクラウド)の事業強化を目的に、シリーズCラウンドでの資金調達を行い、累計調達額が35億円に達したと発表した。
今回の調達では、三菱倉庫のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド、MLCベンチャーズ(中央区)を引受先とする第三者割当増資に加え、静岡銀行、北國銀行からの融資も実施した。調達額は4億円で、プロダクト開発や人材採用、広告宣伝費に充てる。
SmartMat Cloudは、重量センサー付きのIoT機器を活用して実在庫をリアルタイムで把握し、在庫管理の自動化と工程改善を実現するSaaS型DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション。現在は1200社以上に導入されており、医療・飲食・宿泊業に加えて、自動車・化学などの製造業でも利用が広がっている。人手に依存していた棚卸しや発注業務の省人化に貢献し、欠品・過剰在庫の防止にもつながる。
物流分野では、フェデックス(米国)など大手倉庫業との連携が進むなか、今回新たにパートナーとなったMLCベンチャーズを通じて、三菱倉庫の自社施設での在庫管理効率化にも取り組む。
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