ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大阪市など、3社にエコチャレンジ表彰

2013年10月16日 (水)

メディカルエコドライブステッカー大阪府、大阪市、堺市などの行政機関と自動車関係団体などで構成する大阪自動車環境対策推進会議は、「おおさか交通エコチャレンジ推進運動」の優秀賞に中西金属工業(大阪市北区)本社と上島珈琲貿易(堺市美原区)の2社、特別賞に日商物流サービス(大阪市中央区)を選出した。

おおさか交通エコチャレンジ賞は、環境に配慮した自動車利用を自ら率先して実践する事業者をエコチャレンジ推進事業者として登録し、特に優れた取組みを行った事業者を表彰しているもので、10月3日に開催した選考委員会で3社の表彰を決めた。

ベアリングリテーナー・コンベア・サッシ用戸車などの製造・販売を手掛ける中西金属工業の本社では、乗用車16台のうち14台をエコカーにしているほか、輸配送の依頼の際にはエコカーによる輸配送を優先するようにしている。

上島珈琲貿易は貨物車19台、乗用車5台の合わせて24台を保有。
2010年度からエコドライブの取り組みを行っており、2年間で5%の燃費向上、自動車からのCO2排出量毎年2%削減の目標・計画を設定。12年度は7%の燃費向上を達成した。

現場の若手社員などで構成する安全運転管理者チームがエコドライブを推進しており、自社で作った車両管理システムを活用し、全車の平均燃費を掲示板に張り出して燃費データを全社員で共有している。

毎朝、商品出庫時に、エコドライブの音読やタイヤの空気圧チェックなどを実行しているほか、「無事故・無違反1000日達成でハワイ旅行企画」などユニークな企画も打ち出している。

医薬品の輸配送を手掛ける日商物流サービスでは、貨物車197台、乗用車15台の合わせて212台を保有し、燃費改善車両率70%とトータル燃費維持を目標として計画を立てている。

08年度からエコドライブの取り組みを開始。営業所でエコドライブ推進委員が毎月燃費管理表にコメントを記入し、ドライバーに燃費とエコドライブの大切さを認識させ、コミュニケーションツールとしても活用。社内月報「エコドライブニュース」で燃費結果を社員に通知している。

毎年、大阪府による講習会を受講し、座学に加えてグループワークも取り入れている。社員の取り組みを評価する仕組みとして、「無事故無違反キャンペーン」の実施や、デジタルタコグラフでの結果を業績評価に反映。

冷蔵車以外の継続車両では、燃費は前年度に比べ0.7%改善。また、営業時の自動車利用は許可制となっており、社用車を使用する場合は借用許可願を提出することとなっている。