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川崎汽船、7000台積み自動車専用船が完成

2025年4月11日 (金)

▲自動車専用船「TRITON HIGHWAY」(出所:川崎汽船)

荷主川崎汽船は10日、液化天然ガス(LNG)を主燃料とする7000台積み自動車専用船「TRITON HIGHWAY」(トライトン・ハイウェイ)が今治造船(愛媛県今治市)丸亀事業本部で完成したと発表した。同船はトヨタ自動車の調達本部の熊倉和生本部長によって命名され、今後の次世代物流を担う環境対応船として運航を開始する。

本船は、LNG燃料を使用することでCO2排出量を25-30%、硫黄酸化物をほぼ100%削減可能とされ、さらにEGR(排気再循環装置)を搭載することで窒素酸化物(NOx)の排出を80-90%削減できる。主機関にはMAN Energy Solutions製の電子制御エンジン「6S60ME-C10.5-GI-EGRBP」が採用されている。同社は「K LINE 環境ビジョン2050」に基づき、30年にCO2排出効率を08年比で50%改善、50年にはGHG排出ネットゼロを目指すとしている。

船の主要諸元は、全長199.90メートル、幅38メートル、深さ38.76メートル、喫水9.30メートル、総トン数7万7509トンで、航海速力は18.25ノット。

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LOGISTICS TODAY編集部
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