
▲POSEIDON HIGHWAY(出所:川崎汽船)
荷主川崎汽船は17日、今治造船・丸亀事業本部で建造中だった、液化天然ガス(LNG)を主燃料とする7000台積み自動車専用船が完成し、同社に引き渡されたと発表した。
同船は、トヨタ自動車TPS本部本部長の尾上恭吾氏によって、「POSEIDON HIGHWAY」(ポセイドン・ハイウェイ)と命名された。
LNG燃料は従来の重油燃料に比べ、温室効果ガス(GHG)の一つである二酸化炭素(CO2)の排出を25%-30%、大気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%削減できる。同船は、LNG燃料に加えてEGR(排出ガス再循環)を使用することで窒素酸化物(NOx)の排出を80%-90%削減可能となっている。同船にはMAN Energy Solutionsによる二元燃料電子制御エンジン「6S60ME-C10.5-GI-EGRBP」を採用している。
また、火災対策として同社の新造自動車船として初めてClassNKのノーテーション(Fire Fighting)(Electric Vehicle)を取得し、同船を含めて同社が運航する自動車船で5隻がノーテーションを取得している。
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