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JR貨物、9月のコンテナ・車扱貨物が前年上回る

2013年10月17日 (木)

ロジスティクスJR貨物ロゴ日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、9月の輸送動向を公表した。同月は上旬に台風15号、17号の上陸、中旬には台風18号の上陸に伴う輸送障害が発生したほか、19日には函館線で貨物列車の脱線事故が発生し、高速貨448本、専貨4本が運休となった。

荷動きは、平日稼働日が少なかったものの、一部顧客のモーダルシフトの進展により、月全体では前年を上回った。

コンテナ貨物は、紙・パルプが震災により被災した生産拠点の復旧などで増送となり、積合せ貨物は順調な発送レベルを維持した。食料工業品は輸送障害の影響を強く受け、前年を下回った。この結果、コンテナ貨物全体では1.2%増となった。

車扱貨物は、石油が上旬に価格の先高感を受けて出荷が旺盛となり、セメント・石灰石が顧客の生産体制変更に伴って増送となったものの、一部顧客で7月に発生した山口地区の豪雨により、山口線の一部区間が線路不通となっている影響で減送となった。これらの結果、車扱貨物全体では前年同月実績並みの0.1%増となった。