日野「レンジャー」7.7万台リコール

行政・団体日野自動車（東京都日野市）は16日、日野「レンジャー」について電気装置（電気配線）の不具合によりリコールを届け出た。対象は2017年4月5日から2022年9月30日に製造された計7万7485台（延べ台数）。

不具合の状況は、エンジン左側の電気配線において、配索の設計検討が不十分なため、配線がインタークーラー等の周辺部品と干渉することがあるというもの。そのため、そのまま使用を続けると、エンジンの振動などで配線の被覆が損傷し、最悪の場合、配線の短絡により火災に至るおそれがある。

これまでに91件の不具合情報が寄せられており、部分焼損が1件発生している。

改善措置として、全車両、当該配線に保護材を追加するとともに、一部車両に対しては配線固定用ブラケットを対策品に交換する。なお、当該配線に損傷が認められる場合は補修する。

リコール対象車種は、日野レンジャーの全51型式。
同社は使用者に対してダイレクトメールまたは直接訪問等によって通知するほか、日整連発行の機関誌への掲載や同社インターネットホームページへの掲載を行う。

■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001884045.pdf

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LOGISTICS TODAY編集部
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