Mujin、トヨタ紡織の物流自動化を推進

サービス・商品Mujin（ムジン、東京都江東区）は17日、トヨタ紡織に完成品の保管、搬送工程での物流自動化ソリューションを本格導入したと発表した。

トヨタ紡織は猿投工場（愛知県豊田市）で、無人搬送車（AGV）7台と知能ロボット1台、倉庫制御システム（WCS）を用いた自動化システムを構築し、工場内のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進。プロジェクトはMujinがサポートした。

トヨタ紡織では従来、固定ロケーションによる倉庫保管が一般的だったが、スペース効率や柔軟性に課題を抱えていた。また搬送作業も人手に依存しており、将来的な人員不足への懸念も強まっていた。今回導入したフリーロケーション保管とAGVによる自動搬送システムにより、これらの課題を解消し、作業者の負担軽減や在庫管理の精度向上を実現した。プロジェクトの立ち上げは6か月で完了し、異なる部門の連携体制が功を奏した。

搬送ロボットは1日数千個に上る箱状製品の搬送を担い、従来作業者が対応していた十数キロの荷役を代替している。AGVは高精度走行と大規模展開に対応する拡張性を備えており、将来的には生産ライン全体への展開も計画されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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