産業・一般双日は4月30日、インドでバイオメタン製造・販売事業に参入すると発表した。現地のバイオメタン技術企業GPSリニューアブルズと国営石油会社インディアンオイルコーポレーション(IOCL)が設立した特別目的会社IOC GPSリニューアブルズへの出資を通じて事業に加わる。2026年度から27年度にかけ、インド国内で30基のバイオメタンプラントを稼働させ、年間16万トンの製造・販売を見込む。

▲GPSRがインドで建設、運営するバイオメタンプラント(出所:双日)
同事業の総投資額は4億ドルを超え、農業残渣や都市廃棄物を原料とした持続可能なエネルギー供給体制の構築を目指す。同社は、同国のエネルギー自給率向上に寄与するとともに、大気汚染の改善や農家の所得向上も見据えている。今後は、同社のプラント建設・運用ノウハウとGPSリニューアブルズの技術、IOCLの流通網を融合させ、インド全域における事業展開を加速する。
同社は、GX(グリーントランスフォーメーション)を重点領域と位置付け、GXに資する事業への投資を強化している。同事業は中期経営計画に基づく成長市場戦略の一環であり、インド以外の地域や他バイオエネルギー分野への展開も視野に入れている。
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