国交相、比・泰と交通インフラ協力を協議

行政・団体国土交通省は2日、中野洋昌国土交通大臣が4月27日から30日にかけてフィリピンとタイを訪問し、インフラ・交通分野における協力強化を目的とした各種行事に参加したと発表した。

中野大臣は、就任後初の海外出張として、4月27日にフィリピンのマニラを訪れ、現地のインフラ関連施設を視察した。翌28日には、ダバオ市で開催されたバイパス建設プロジェクトのトンネル貫通式に出席した。このプロジェクトは、日本の技術を活用したフィリピン初の本格的な道路トンネルであり、今年3月に貫通した。

その後、大臣はタイのバンコクに移動し、29日に現地のインフラ・交通関連施設を視察した。30日には、タイの副首相兼運輸大臣と会談、鉄道や都市開発分野における協力関係の強化について協議した。また、日タイ間の鉄道および都市開発分野における協力覚書の署名式にも出席し、両国の協力関係を一層強化する意向を示した。

今回の訪問を通じて、中野大臣はフィリピンおよびタイの政府要人と会談を行い、インフラ・交通分野における各プロジェクトの促進や課題解決に向けての意見交換を実施。また、現地のインフラ・交通関連施設の視察を通じて、今後の協力の方向性を確認した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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