財務・人事三菱ロジスネクストは9日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比5.2%減の6655億9400万円、営業利益は同51.3%減の207億6600万円、最終利益は68.5%減の86億6400万円と減収減益だった。
国内事業セグメントの売上高は3%増の1961億8600万円、セグメント利益は11.9%増の56億6200万円だった。受注が堅調に推移し、価格適正化の効果が出て増収となった。利益は輸出における円安影響に加え、堅調な国内販売における価格適正化の効果が寄与した。
海外事業セグメントの売上高は8.2%減の4694億800万円、セグメント利益は59.8%減の151億400万円だった。北米での一時出荷停止の影響に加え、代理店の在庫調整の長期化もあり減収となった。利益は欧米での売上減少の影響が大きく、北米でのエンジン認証遅延に伴い旧型エンジンの換装などに追加工数を要して生産効率の悪化を招いた。またエンジン認証遅延に起因する新型エンジンへの切り替えに伴う生産部品及び製品の廃却損失、評価損の計上などの一時費用の発生もあった。
なお直近の24年11月5日に発表した通期業績予想と比較して、最終の売上高が0.7%減、営業利益が23.1%減、最終利益が51.9%減となった。この理由についてエンジン認証遅延に起因する一時費用の発生、偶発損失に備えるための引当金などの計上が響いたためとした。
26年3月期の通期予想は、売上高は1.4%減の6750億円、営業利益は58.9%増の330億円、最終利益は96.2%増の170億円を見込んだ。
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