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DCM、株式交換で静岡のエンチョーを子会社化

2025年5月12日 (月)

M&Aホームセンターを全国展開するDCMホールディングスは9日、静岡県を拠点にホームセンターを展開するエンチョーを株式交換で完全子会社化すると発表した。DCMは店舗の少ない静岡県に店舗数を拡大できる。

両者によると、今年9月1日付けで、エンチョー株1株に対しDCM株0.85株を割り当てる。割り当てる株はDCMが保有する自己株581万株を充当する予定で、エンチョーは8月28日付で上場廃止となる。

DCMホールディングスは2006年、ホームセンターのカーマ、ダイキ、ホーマックの3社が持ち株会社として設立。、39都道府県に845店舗を展開している。

一方、エンチョーは、1939年5月に静岡県富士市で材木店として創業し、その後、ホームセンター事業に乗り出した。現在は静岡県を中心に3県で57店舗を展開し、東証スタンダード市場に上場している。しかし、ここ数年は市場競争の激化とコストの高騰で、他社との提携を模索してきた。

その結果、エンチョーはDCMに経営統合について打診、DCM側も打診を受けて検討した結果、協議に応じることを決め、今年2月から本格的な検討を始めていた。

今後、DCMは店舗の少なかった静岡県での事業拡大を図る一方、エンチョーはスケールメリットを生かして物流網を再構築するなどして、経営効率化や販売力の強化を図る。

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LOGISTICS TODAY編集部
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