財務・人事ケイヒンは12日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比8.5%増の504億5200万円、営業利益は同8.7%増の28億9800万円、最終利益は6.8%増の21億8800万円と増収増益だった。
国内物流事業セグメントの売上高は前期比5%増の284億7500万円、セグメント利益は同0.9%増の29億7500万円だった。倉庫業は昨年稼働した東扇島流通センターと本牧埠頭流通センターの物流施設拡充が寄与したことにより保管・入出庫の取扱いが増加。流通加工業は取扱個数が増加した一方、出荷件数が減少した。陸上運送業は自動車運送・配送ともに取扱量は減少したものの、一部料金の見直しにより増収となった。
国際物流事業セグメントの売上高は前期比13.2%増の229億2600万円、セグメント利益は同26.8%増の16億3800万円だった。国際運送取扱業は複合一貫輸送とプロジェクト貨物の取扱いが減少したものの、輸出車両の海上輸送取扱いの増加、コンテナ運賃の一時的な上昇により増収。航空運送取扱業は輸出入ともに取扱いは減少したものの、北米向け危険物緊急輸送の取扱いが寄与した。港湾作業は船内荷役、沿岸荷役とも取扱いが減少した。
26年3月期の通期予想は、売上高は1.1%増の510億円、営業利益は8.7%増の31億5000万円、最終利益は0.5%増の22億円を見込んだ。
なお同日、個別業績において前期実績値との間に差異が生じ、当期の売上高が10%増、営業利益が0.4%減、最終利益が0.7%増となったと開示した。この理由については国内物流事業で新倉庫が開業したことにより保管・入出庫の取扱いが増加、国際物流事業で主に輸出車両の海上輸送取扱いが増加したことにより、両事業ともに売上高が前期実績を上回ったとした。
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