ロジスティクス名鉄NX運輸(名古屋市東区)は4月16日、インドネシア人12人を特定技能外国人ドライバーとして採用する内定式を行った。2024年3月に自動車運送業(トラック・バス・タクシー)が特定技能に追加されたことを受けての対応である。
採用活動は、名鉄グループの外国人採用を推進する名鉄エリアパートナーズ(同南区)と、現地での募集を中心的に担った人材サービスのキャムグローバル(東京都新宿区)の協力のもと行われた。
名鉄エリアパートナーズの田中茂常務取締役によると、同社は2024年3月に特定技能に自動車運送業が追加に解禁される前から、解禁の流れを見込んで検討を開始。キャムグローバルから、日本と同様に左側通行で、右ハンドル車両が主流であり、高速道路も日本に似ているため、日本の交通法に適応しやすい旨の提案を受けたことや、名鉄グループで雇用しているインドネシア人が非常に穏やかで真面目という気質も加味して、当地での採用を進めたという。
採用プロセスについては、キャムグローバル特定技能外国人材採用支援事業責任者の大山恭広氏が中心となり、SNSでの一般応募や、インドネシア海外労働者派遣会社ナワ・マヌンガル・ジャヤの技能実習経験者データからの候補者抽出を行い、2024年12月から2025年4月にかけて、80人の応募者から書類選考、一次面接、二次面接を経て、12人が内定した。
特定技能外国人の採用準備として、インドネシア語のマニュアル作成や研修体制を整備。社宅付きの幹線輸送の拠点など、受け入れに適しているところに配属を予定している。名鉄NX運輸が先陣を切ったうえで、成功事例ができ次第、グループ各社への展開も視野に入れている。

内定式の様子
内定したインドネシア人ドライバーは、来日後・入社後にドライバーの補佐業務に従事しながら、外免切り替え試験(筆記・実技)を受け、その後ドライバーとしてのOJTや自社の教習所で必要に応じて技術指導を受ける予定。
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