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東京汽船決算、自動車船減少などで営業損失

2025年5月15日 (木)

財務・人事東京汽船は15日、2025年3月期の決算を発表した。売上高が前年比3.8%減の120億4100万円、営業損益が5億1100万円の赤字(前期は3億6800万円の黒字)、最終利益は同3.57倍の20億4400万円と、減収最終増益だった。

曳船事業セグメントの売上高は5.9%減の90億400万円、セグメント損益は3億9300万円の赤字(同3億9700万円の黒字)だった。横浜川崎地区では作業対象船舶のうち中小型コンテナ船の入出港数が増加となったものの、大型コンテナ船の減少が拡大。また自動車船の入出港数が減少に転じ、精油所の定期修繕の影響もあり大型タンカーを中心に危険物積載船の低迷が響いた。

作業対象船舶がコンテナ船中心である東京地区も減少。横須賀地区ではエスコート作業対象外の中小型コンテナ船が増加した上に、大型タンカーやLNG船の減少傾向が響いた。千葉地区では危険物積載船の入港数が回復したものの、大型鉱石船を中心にほぼ全ての船種が減少した。洋上風力発電交通船(CTV)は、前期の秋田港・能代港、石狩新港での建設用作業が終了し、富山県入善港と北九州ひびき灘でのO&M作業用の稼働と一部短期の建設用作業となり減収となった。

26年3月期の通期予想は、売上高は5.8%増の127億3900万円、営業利益は1億3800万円、最終利益は2.4倍の49億400万円とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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