世界の物流市場は2032年に20.9兆ドル規模に

調査・データインドの市場調査会社のSkyQuest Technology and Consulting（スキクェスト・テクノロジー・アンド・コンサルティング）は19日、世界の物流市場規模は2023年に10兆8000億ドルとなり、24年の11兆6000億ドルから32年には20兆9000億ドルにまで拡大するとのレポートを公表した。この間の年平均成長率は7.6％となる。

レポートによると、物流市場は自動化やAI（人工知能）の導入、コスト削減など企業側の取り組みとともに、セキュリティーや利便性、効率性などを求める消費者の需要の高まりによって、成長を続けている。

そうしたなか、今後はAIによる運用の効率化や環境対策への取り組み、 特定の消費者に的を絞った「パーソナライゼーション」が市場の動向を左右する。

同社は物流市場について「次なる産業革命の最前線にあり、テクノロジーの進化にともない、成長とイノベーションの可能性は無限大だ」と指摘。「競争力を維持するために、企業は研究開発に投資し、新たなテクノロジーを導入し、変化する市場動向に適応する必要がある」としている。

このほか、レポートでは物流市場の主要企業の分析や、サービス別、地域別の成長見通しなどを詳細に分析している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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