
▲ラベルレスサーマルによる包装(出所:リコー)
サービス・商品リコーは26日、合弁会社のRNスマートパッケージング(東京都大田区)と、冷凍弁当の製造を手がけるシルバーライフ(新宿区)が、シルバーライフの群馬工場において、「ラベルレスサーマル」を同日生産分から導入したと発表した。冷凍食品業界におけるラベルレスサーマルの採用は、業界初となる。
ラベルレスサーマルは、リコーが開発したサーマルインクを包装材に塗工し、サーマルプリンターやレーザー装置で熱を加えて発色させることで、従来のラベルやリボンロールを使用せずに包装材への直接印字を行う技術。ラベルの削減やリボンロール交換の手間を省き、環境負荷の低減、作業工程の効率化、包装材の統一による在庫管理の最適化が可能になる。
今回の導入により、群馬工場では従来必要だったリボンロール交換作業が不要となり、1日あたり11回・計55分の製造ラインの停止時間を削減。製造能力は1日あたり9%向上し、232キロのCO2排出削減を可能になった。加えて、廃プラスチックの発生も抑えられることから、物流現場における生産効率と環境負荷の改善に寄与している。
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