JR東、備蓄米扱う小売事業者に「はこビュン」提案

ロジスティクスJR東日本は5月30日、リアル鉄道や自社EC（電子商取引）サイト「JRE MALL」などグループのネットワークを最大限活用し、生活応援価格でコメを迅速に消費者へ届ける取り組みを発表した。

同社は「はこビュン」の輸送ネットワークを生かし、備蓄米を扱う小売事業者に迅速かつ正確な輸送サービスを提案する。産地と消費地をつなぐ物流課題の解決を目指す。6月中旬には東京駅や上野駅などで、精米したてのコメを現地販売するイベントを予定している。この販売会はJRE MALLの事前予約制で開催し、一人1点限り購入可能とする。予約受付や詳細はJRE MALLサイトで順次告知する予定だ。販売する備蓄米については、現地だけでなくJRE MALLでも販売を計画している。

（クリックで拡大、出所：JR東日本）

また、JRE MALLで玄米を購入した顧客に対して、家庭用精米機を割引クーポン付きで案内する。同社は、顧客がよりスムーズに精米を行い、新鮮なご飯を楽しめるよう支援する。

JRE MALLで2024年産銘柄米を数量・期間限定で販売する「生活応援キャンペーン」も展開する。このキャンペーンは2日10時から30日23時59分まで実施する。特設ページ掲載の商品を対象に、「クーポン割引30％オフ+JRE POINT 12倍還元」を設定し、5キロ当たり実質3000円台（送料込み）で販売する。商品価格から割引額と還元ポイントを差し引いた価格となる。キャンペーンは在庫終了をもって終了する。

同社グループは備蓄米の随意契約を申し込んだ。受理後は「JRE MALL」で、生活応援価格で備蓄米を販売する計画だ。「お取り寄せきっぷ」ショップで令和3年産備蓄米を1800円（5キロ・税別・送料別）で販売予定とした。販売開始日は準備が整い次第、同サイトで案内する。

「はこビュン」は、鉄道の速達性と定時性を生かし、地域の物流課題を解決するJR東日本グループの荷物輸送サービス。同社はこのサービスを通じ、人々の豊かな暮らしへの貢献や、環境負荷の低減にも取り組むとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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