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三井不が尼崎に関西広域配送拠点、関通が1棟借り

2025年6月3日 (火)

拠点・施設三井不動産は2日、兵庫県尼崎市で開発を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク尼崎Ⅰ」(MFLP尼崎Ⅰ)が5月31日に完成したと発表した。関通が1棟を賃借し、自社の3PL事業の重点拠点と位置づけて運用開始した。関通は尼崎エリアにおける新たな収益の柱として位置付ける。

MFLP尼崎の外観(出所:三井不動産)

同社は高速道路の利便性を訴求する。阪神高速3号神戸線・尼崎西出入口から約1.2キロ、名神高速・尼崎ICから4.5キロの立地だ。大阪中心部や神戸市街地に近く、関西全域へ広域配送ができる。阪神電鉄本線・出屋敷駅から徒歩10分の場所に建ち、人材確保の面でも優位性があるとしている。

同施設は敷地面積1万6694平方メートル、延床面積3万5929平方メートルの4階建てS造施設だ。1階に45フィートコンテナ車両対応のトラックバースを設け、水害発生時にも浸水しない床設定にした。非常用発電機や受変電設備を屋上設置しBCP対応を強化した。内部空間の快適性にも注力し、エントランスやラウンジには木材やグリーンを取り入れるなど「Clean & Natural」をコンセプトとする。3階従業員ラウンジにはWi-Fiを完備し、快適さに配慮した。

同社は環境対応も強化する。屋根全面へ太陽光パネルを設置し施設全体で再生可能エネルギー活用を目指す。これにより「DBJ Green Building認証(4つ星)」取得および「ZEB認証」取得を予定する。ESG推進への対応を意識した。

▲太陽光発電設備(出所:三井不動産)

三井不動産グループは2024年4月の新グループ経営理念で「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」の両立を掲げる。「産業競争力への貢献」「環境との共生」「健やか・活力」「安全・安心」「ダイバーシティ&インクルージョン」「コンプライアンス・ガバナンス」の6項目を重点課題と位置づけた。本業を通じてこれら課題への取り組みを推進しサステナビリティに貢献するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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