財務・人事日本郵便が14日に発表した4-9月期決算は、売上高1兆3057億7300万円(200億円増)、営業損益が50億2600万円の損失(19億円増)、最終損益が37億1500万円の損失(92億円増)となった。
このうち郵便事業部門の営業損益は、ゆうパック・ゆうメールの中小口営業が奏功して売上が増加したものの、人件費や経費が増加したことで382億円の損失(116億円減)となった。
郵便・貨物運送などの売上が126億円増加する一方で、営業費用が245億円増加したことから、損失幅が拡大した。ただ郵便事業部門の売上高は、年賀などにで下期のウエイトが高く、通期は黒字を確保する見通し。
総取扱物数はほぼ横ばいの0.4%減。このうち、郵便物の減少幅は1%減、ゆうパック・ゆうメールは中小口営業の取り組みでそれぞれ10%、1.7%の増加となった。
■取扱物数の推移