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世界配送ロボット市場、小売領域など成長後押し

2025年6月24日 (火)

調査・データ調査会社のリサーチ・アンド・マーケット(アイルランド)は23日、配送ロボット市場に関する調査レポートを発表した。

配送ロボット市場は年平均成長率(CAGR)32.4%で成長し、2025年の7億9560万ドルから30年には32億3000万ドルに達すると予測されている。

配送ロボットの能力はロボット工学と人工知能(AI)の進歩により飛躍的に向上。これらの技術により、複雑な都市環境の中で移動し、障害物を回避、効率的に商品を配送することが可能になった。一方、初期費用の高さや規制上のハードルが配送ロボット導入の課題となっている。自律型配送ロボットの開発と導入には、技術やインフラ、現地の規制遵守などへの多大な投資が必要となる。

セグメント別にみると、小売業が配送ロボットの成長が最も見込まれる分野となっている。特に食料品やeコマース(電子商取引)分野において、便利で低コストなラストマイル配送ソリューションの需要が高まっている。また50キロ以上の積載能力を持つロボットは、主にオンラインショッピングの需要が高い食料品の配達や重量物の配達に利用され、数量ベースで24年に25%の市場シェアとされている。

地域別で見ると、中国はアジア太平洋地域で最も高い成長率を示すことが予想されている。過去20年間の急速な経済発展により、中国は製造業主導型経済からイノベーション主導型経済への移行を迫られており、中国政府は移行を牽引する高度なスキルを持つ人材の育成と確保を目指し、多くの大胆な研究プロジェクトの支援を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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