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ガゼルキャピタルとL is B、新ファンド設立

2025年6月25日 (水)

ロジスティクスベンチャーキャピタル(VC)のGazelle Capital(ガゼルキャピタル、東京都千代田区)と、建設業など向けのビジネスチャットツールを手がけるL is B(エルイズビー、同)は25日、ガゼルとL is Bの100%子会社directX Ventures(同)が共同で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「directX Ventures1号ファンド」を組成したと発表した。

対象企業は、国内の未上場スタートアップで、SaaSやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などBtoBのITサービス、フィールドワーカー向け製品・サービスを手がける企業や、社会の構造的な課題に挑戦する志あるスタートアップに投資するとしている。ファンドサイズは3億円で、存続期間は2035年3月までとし、最大2年間延長する。

両社によると、日本の建設や製造、物流の業界で、少子高齢化や人手不足、技能の継承難といった構造的な課題が深刻化しており、こうした現場のリアルな課題に対し、テクノロジーの力で解決を図るスタートアップの重要性が高まっている。このため、課題の解決に取り組むスタートアップが持続的に成長できるよう二人組合形式でファンドを設立した。

投資企業に対しては、単なる資金提供にとどまらず、事業の実装や検証の場の提供や、解像度の高いフィードバック、信頼できる顧客との接点といった支援を行う。ガゼルは創業直後から多くの起業家に伴走してきた経験とネットワークがあり、L is Bは現場のDXに特化したSaaSプロダクトの開発によって、多くの大手企業を顧客に持つ。こうしたリソースを活用して、スタートアップに対し伴走型で支援していくという。

ファンドを運営するdirectX Venturesは「L is Bグループの経営基盤とガゼルの知見を生かし、多くのスタートアップ企業の成長過程を共に歩み、解決できる社会課題や顧客課題の幅を広げていく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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