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サービス・商品ギークプラス（千葉県印西市）は7日、国内初の工場内導入プロジェクトとして、SLAM式AI搬送ロボット「EVE500M」をトヨタ自動車の自動車製造工場（愛知県豊田市）に導入したと発表した。
これまで、工場の製造ラインに部品を供給する際は、鉄製のレールや、マグネットテープ、天井面にレールを這わせた無人搬送車（AGV）を使用することが一般的だった。しかし、ルートが単一化されてしまうため、ルートの変更が困難で、またフォークリフトや人が通れないなどの欠点があった。
同製品は、ロボットが周囲の状況を確認しながら最適なルートを走行する「SLAM方式」を採用することにより、工場の床面の工事をすることなく、商品、部品などさまざまな商品を作業者の手元まで搬送できる。
レールやマグネットテープなどの設置が不要なためルートを自由に設定することが可能。システム上でルートを容易に変更することができ、製造工程の変更や作業場所の変更に応じて、柔軟に対応できる。
▲活用イメージ
障害物自動回避機能や障害物検知時の停止機能を搭載しており、工場内、倉庫内で、人とロボットの共存を可能としたほか、1つのマップを複数のロボットが同時に確認することができる独自のマッピングシステムを開発。これにより複数台のロボットを導入した際にも安定した走行を可能としている。
200キロ、500キロ、1000キロ搬送可能な3種類のロボットを用意し、商品に合わせてロボットを選択できる。ロボット上部にさまざまなアタッチメントの取り付けが可能で、これにより、パレットやカゴ台車の搬送、コンベアからのコンベアへの商品の移動、人に追従したピッキング作業などさまざまな搬送に対応する。
