環境・CSR関通は26日、クラダシ(東京都品川区)と事業提携し、物流業界での社会課題解決とフードロスの新たな価値創造を目指す「在庫買取・再販支援サービス」を開始したと発表した。クラダシはソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営、廃棄される可能性のある商品を安価に提供、売上の一部を社会貢献活動へ活用している。
同サービスは関通の顧客企業向けで、同社が長年培った高品質な物流とITノウハウを活用し、顧客の余剰在庫問題に抜本的な解決策を提供する。提携の背景には、物流分野での余剰在庫発生により、保管費・廃棄費や環境負荷の増加が企業経営において共通課題となる一方、消費者の間でフードロス削減とサステナビリティへの関心が高まっている状況がある。関通は「もったいない」を解消する社会貢献型消費への関心拡大を受け、より幅広いソリューション構築を目指してきた。
今回のサービスにより、顧客の「余剰在庫の廃棄コスト削減と新たな収益化」「ブランドイメージの保護」「ワンストップでの手間削減」「CSR・SDGs活動の推進」を支援する。クラダシが在庫商品の査定・買取・販売・配送までを一括して担い、関通は顧客へKuradashiの再販サービスの紹介、高品質で安定した物流オペレーションを提供する。
ブランドイメージ維持の観点から、クラダシのクローズドマーケットを活用することで、ブランド価値を損なわずに再販が可能になる。利用企業は複雑な物流手配から解放され、不要な在庫保管や処分にかかる費用負担を軽減できる。
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