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NXHDら7社、SAF環境価値取引実証第1弾を完了

2025年6月27日 (金)

調査・データNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)、伊藤忠商事、ENEOS、日本航空、みずほ銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズ(東京都千代田区)、成田国際空港(NAA、千葉県成田市)は26日、成田空港で持続可能な航空燃料(SAF)の「Scope3環境価値」を取引する新しい仕組みを検証したと発表した。今回の取り組みは、CO2削減に真摯(しんし)に取り組む企業が連携し、航空分野の脱炭素化を目指す。

この実証事業では、2024年8月から25年3月までの8か月間、企業間でSAFによるCO2削減の価値(Scope3環境価値)を売買するプラットフォームを構築した。成田空港での実証では、販売企業と購入企業がそれぞれ情報を登録し、条件が一致すると直接契約を締結して価値を移転する。取引プロセスや帳簿管理、ダブルカウント防止の仕組みについても第三者機関が厳格に検証し、健全性を確認した。

(クリックで拡大、出所:NX 、伊藤忠商事、ENEOS、日本航空、みずほ銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズ、NAA)

実証では、伊藤忠商事とENEOSが燃料供給者としてSAFを提供、日本航空が実際に航空機で使用した。NXHDは貨物輸送に伴うCO2削減分の価値を購入し、荷主企業にも展開。みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズは運営面と制度設計のサポートを担当した。NAAは全体の仕組み運営に加え、社員の出張に伴うScope3価値の購入も行った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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